サウナに入るタイミングについて考えたことはありますか?
仕事帰り、休日の昼から、運動のあとに…などサウナに入るタイミングに決まりはないものの、実は「あるタイミング」でサウナに入ると健康効果を最大限に高められるのです!
今回のサウナの入り方講座では
- サウナに入るベストタイミング
- 目的別に見るおすすめのサウナのタイミング
- サウナに入るべきでないタイミング
以上の3点を解説していきます。
初心者の人は以下を参考にサウナに入るタイミングを決めてみてください!
サウナに入るベストタイミングは寝る1~2時間前
サウナに入るタイミングとして最も適しているのは寝る1~2時間前です。
ここではその理由として
- サウナ後2時間以内は睡眠の質が向上する
- 熱ショックタンパク質の恩恵を最大限受けられる
の2点を解説していきます。
理由①サウナ後2時間以内は睡眠の質が向上する
サウナ入浴後の2時間以内に睡眠をとると深い睡眠の時間が通常より70%増加するという研究発表があります。
睡眠には心身の疲れを回復させるだけでなく免疫機能の増加や記憶の固定などさまざまな効果があり、睡眠の質の向上は健康や美容に直結します。
そのため通常よりも深い睡眠を得られるサウナ入浴後に睡眠をとることで、サウナの健康効果を最大限高められるのです。
サウナで寝つきをサポートする方法はこちらの記事にまとめています。
サウナで身体の疲れを取りたい… 頭をスッキリさせて生産性を上げたい… 肌の調子を美しく保ちたい… 「睡眠が大切」よく言われることですがどうやったらぐっすり眠れるのかわからない、なんて人は多いです。しかし[…]
理由②熱ショックタンパク質の恩恵を最大限受けられる
寝る1~2時間前にサウナに入ることで、熱ショックタンパク質(ヒートショックプロテイン)の発現量がピークになる時間に睡眠をとることができます。
熱ショックタンパク質は体温が38℃以上になると増加するタンパク質の一種で、細胞の修復や免疫力の増加、美容やダイエットなどさまざまな効果をもたらします。
日本サウナ学会の代表理事・加藤容崇氏によると熱ショックタンパク質の発現量は体温が38℃以上になってから3~4時間後がピークになるといわれており、寝る1~2時間前にサウナに入ることで熱ショックタンパク質の恩恵を睡眠中に最大限受けられると考えられます。
こんなときもサウナがおすすめ
「健康効果を最大限得る」といった観点では寝る1~2時間前のサウナがもっとも効果的ですが、目的に応じてサウナに入るタイミングを変えるとよいでしょう。
ここからは目的別でサウナに入るおすすめのタイミングを紹介します。
運動のあとの疲労回復に
サウナには疲労回復効果があるため運動後の入浴もおすすめ。サウナによって体が温まると血行がよくなり全身に酸素と栄養素が行きわたるため、通常よりも早く疲労が回復するのです。
ただし激しい運動のあとにサウナに入ると余計体力を消費してしまい疲労回復が遅れてしまいます。運動後はすぐにサウナに入るのではなく、最低でも1時間程度クールダウンをするとよいでしょう。
朝サウナで仕事の効率アップ
なかには仕事前の朝にサウナに入る人も。自律神経の切り替えができるため仕事の効率が上がるとの口コミもあります。
朝にサウナに入るなら時間は夜よりも短めにしましょう。長めのサウナは体力を使うため、その後の仕事のパフォーマンスが落ちる可能性があります。
私もたまに出勤前のサウナにいきますが、意外と頭のスイッチが入っていいですよ。
今日は出勤前に1セットだけ。
— サウナのうさぎ (@usagisauna) August 10, 2021
それでもしっかりと頭と気持ちが切り替えれた〜😊
サウナ:10分 × 1
水風呂:1分 × 1 … (@ 四日市温泉 おふろcafe 湯守座(おふろカフェユモリザ) in 三重県, 四日市市) https://t.co/byLeUrGLIv pic.twitter.com/LfJV5g2AOW
朝サウナはあくまでもリラックスするためのサウナでなく「スイッチをオンにするためのサウナ」という意識が大切です。
サウナに入るべきでないタイミング
最後にサウナに入るべきでないタイミングを紹介します。
サウナは使い方を誤ると非常に危険です。以下のタイミングではサウナに入らないようにしてください。
空腹状態のとき
空腹状態のときはサウナに入らないようにしましょう。
サウナに入ると身体が温まり血管が開くため血圧が下がります。空腹の状態で血圧が下がると低血糖や低血圧になりふらつきやめまいを引き起こすため危険です。
サウナ前に空腹の場合は果物や甘いジュースなどを摂取することをおすすめします。
満腹状態のとき
空腹状態だけでなく、満腹状態のときにサウナに入るのも避けるべきです。
サウナに入浴すると温まった身体を冷却するために血流が皮膚に集まります。すると消化管に血流がいかなくなり消化不良を起こす可能性が高いです。
サウナ前に食事をした場合は最低でも1時間は間をあけるようにしましょう。
酔っているとき
お酒を飲んで酔っているときにサウナに入るのは非常に危険です。
お酒を飲んでからサウナに入ると血流がよくなりアルコールが全身にまわってしまうため、酔いを覚ますどころか逆に酔いが加速してしまいます。
さらに脳や心臓に十分な血液が行き届かなくなり脳貧血、不整脈、心臓発作を引き起こす恐れもあるため飲酒直後のサウナ入浴は絶対にやめてください。
ライフスタイルに合わせて好きな時間にサウナを楽しもう
サウナに入るタイミングについて紹介しました。
健康効果を最大限高めたい人は寝る1~2時間前にサウナに入るのがベストです。サウナ後は体温の変化の関係で睡眠のスイッチが入るため自然な眠りにつけるメリットもありますよ。
サウナにはさまざまな効果があるため、ライフスタイルや目的によって入るタイミングを変えてみるのもおすすめです。
ぜひ今後のサウナライフの参考にしてみてくださいね。