サウナ後の水風呂の3つの効果
サウナ後の水風呂には3つの効果があります。
-
血行促進
-
自律神経系の調整
-
肌が引き締まる
水風呂というと「冷たくて入れるか心配……」と不安に思う初心者の方もいらっしゃいますが、サウナの醍醐味は水風呂にあるといっても過言ではありませんよ!
サウナ後の水風呂の効果① 血行促進
本日のサ活
— 大浜佑介 (@sauna_XYZ1028) August 22, 2021
上尾天然温泉 日々喜の湯
サウナに入る=サウナ→水風呂→外気浴 を繰り返すこと
温冷交代浴効果で血行改善、ディープリラックス状態を得られる
サウナに入って水風呂に入らないのは映画を見に行って本編の前の予告だけ見て帰るのと同じ pic.twitter.com/wxqte0LHtI
サウナでは温熱効果により血管が拡がっていますが、水風呂では反対に血管が収縮します。このように血管が伸縮することで血行がよくなるメリットがあります。
血行の促進は肩こり・腰痛、冷え性、胃腸の機能低下、肌トラブルなどさまざまな不調の改善に効果的です。
サウナ後の水風呂の効果② 自律神経系の調整
サウナから水風呂に入ると自律神経が刺激・調整されることによって血管の拡張・収縮が起きます。
サウナや水風呂の温度は日常生活のなかで私たちが体感することのない温度です。そのため脳からはアドレナリンと呼ばれる興奮物質が分泌され、交感神経が優位となります。サウナ・水風呂で交感神経を、外気浴で副交感神経を刺激することで自律神経乱れを整え、心のバランスを調節する効果があるのです。
今更聞けない「サウナー」への第一歩は?基本知識を解説
— 🌈sero🌱🐰 (@g4Bpl1AsevtGpr7) January 3, 2022
2017年から続く空前の「サウナブーム」その背景とは?
新世代のサウナ愛好家 、「サウナー」が急増中?
サウナの魅力、「ととのい」とは?
サウナと水風呂、そして休憩が生み出す快楽の仕組みは自律神経への刺激によってもたらされるもの pic.twitter.com/TcAxyxctDb
自律神経の乱れは自分では改善しにくいですが、外部環境の変化を利用して神経を刺激できることが自律神経の改善につながっているといわれています。
サウナ後の水風呂の効果③ 肌が引き締まる
水風呂に入ることを想像するだけで全身がキュッと引き締まる気がしますが、実際にサウナから水風呂に入ると毛穴が引き締まる効果があります。
毛穴が引き締まることで肌のたるみやしわが改善されるアンチエイジング効果も期待できるため、男性だけでなく女性にもおすすめ。
ただし、サウナ後の肌はとても敏感です。サウナ後は体を優しく洗い、入浴後に保湿をすること美肌効果をより高められます。
水風呂の入り方|はじめてでも大丈夫!
ここからは水風呂の入り方を解説します。初めてだとなかなか躊躇してしまう水風呂ですが、コツを押さえればしっかり全身を水に浸けられるようになりますよ。これで水風呂の魅力に取り憑かれること間違いなし!
1. かけ水をして汗を流す
サウナで汗をかいた体で水風呂に入ると水が汚れてしまいます。他の利用者のためにも、まずはかけ水で汗を流しましょう。
2. 心臓から遠い足先から浸かる
いきなり全身をドボンと入れてしまうのは心臓に負荷がかかるためおすすめしません。まずは心臓から遠い足先をゆっくりと水風呂に入れ、体を水温に慣らしていきましょう。この段階で手や上半身にも水をかけておくとスムーズに入浴できます。
3. 1~2分水風呂を楽しむ
体が水温に慣れたらいよいよ全身を水に沈めましょう。このとき水風呂に浸かりすぎると体が冷え切ってしまうため、水に浸かる時間は1~2分程度にしてくださいね。水風呂から上がったら外気浴でリラックスしましょう。
水風呂で守るべき3つのマナー
水風呂では守るべきマナーが3つあります。マナーを守らないと施設全体の評判にかかわることも。水風呂に入る際は必ず以下のマナーを守ってくださいね。
-
かけ水をする
-
水に浸かるときはゆっくりと
-
顔をつけない
水風呂のマナー ① かけ水をする
水風呂の入り方で解説した通り、サウナで汗をかいた体で水風呂に入るのはマナー違反。昨今は感染症の流行もあり、かけ水をしない人への目もより一層厳しくなっています。水風呂に入る際は必ず汗を流してからにしましょう。
水風呂のマナー ② 水に浸かるときはゆっくりと
水風呂に入る際は心臓や血管の急激な収縮を防ぐためにゆっくりと水に浸かりましょう。
また、水風呂に入っている人は、後述する「羽衣」を楽しむため動かずじっとしています。他の人の羽衣を剥がさないためにも、水風呂は足先からゆっくりと浸かってくださいね。
間違っても勢いよく飛び込むことはしないように。水風呂から上がるときも同様にゆっくりと上がってください。
水風呂のマナー ③ 顔をつけない
水風呂では顔をつけないようにしましょう。水風呂前のかけ水は基本的に肩から下を流している人がほとんどのため、顔や頭の汗は流せていません。その状態で水風呂に顔をつけると水が汚れてしまうため、衛生的な観点から水風呂では顔をつけないようにしましょう。
もちろん水風呂に頭から潜る行為もマナー違反ですよ。
水風呂が冷たくて入れない人はサウナ時間が足りていないかも?
足先からゆっくりと水に浸けても「冷たくて入れない!」という人は、そもそもサウナで体が温まりきっていない可能性があります。
体の深部温度が上がっていれば自然に水風呂に入りたくなるはず。サウナの後の水風呂が冷たくて困っている人は、サウナの時間を少し増やしてみてもいいかもしれません。
もちろん無理は厳禁。サウナや水風呂の時間はその日の体調によってアレンジしてみてくださいね。
水風呂では温度の「羽衣」を感じよう
サウナのあとに水風呂に浸かると、不思議と冷たさを感じなくなるときがあります。これは、体のまわりに通称「羽衣」と呼ばれる温度の膜ができているため。羽衣をまとった状態のときは冷たさを感じず、むしろ水温がとても気持ちよく感じます。
羽衣は体を動かすと剥がれるため、水に浸かっているときはじっとしていることが大切です。水風呂から上がるときは他の人の羽衣を剥がさないように、ゆっくりと動くことをお忘れなく。
この羽衣、じつは水風呂に入れば誰もが感じられるものではなく、サウナの温度や過ごし方によっては感じられないときもあります。羽衣を感じられるようになったらあなたも立派なサウナーですよ。