さまざまな人と共同で利用するサウナではマナーやモラルを守った行動が大切です。
- マナーをわかっていないと恥をかきそう…
- 常連さんに怒られないかな…
と不安になってしまうものですよね。
そこで、今回のサウナの入り方講座では
- サウナでよく見かけるマナー違反
- サウナ入浴前のマナー違反
- サウナ室内のマナー違反
- 水風呂のマナー違反
- 外気浴のマナー違反
- コロナ禍での新しいサウナマナー
について解説します。
お店や他の利用者に迷惑をかけないためにも事前に以下の内容を一読しておくとよいでしょう。
また、サウナを愛好している人もマナー違反の行動をとっていないか再度確認しながら読んでみてください。
サウナでよく見かけるマナー違反
帯広のひまわり温泉にあった、サウナでの御法度をまとめた「サウナの妖怪」
— のじさや@サウナ (@sayapiiiyo) February 26, 2022
サウナのルールわからなくて怖いって人にぜひ見てほしいやつ!これ以外の妖怪に出会ったことがある人は教えてください pic.twitter.com/GR477Pz5WA
マナー違反の行動はお店の雰囲気や経営にも悪影響を及ぼすため絶対にしないようにしてください。初心者の人はサウナに行く前に必ずチェックしてくださいね。
- サウナ入浴前のマナー違反
- サウナ室内のマナー違反
- 水風呂のマナー違反
- 外気浴のマナー違反
それぞれ解説していきます。
サウナ入浴前のマナー違反
サウナ前には体の汚れを落として清潔にしましょう。入浴前のマナー違反はそうすることで防げます。
サウナ前に体を洗っていない
サウナに入浴する前は必ず体と頭を洗いましょう。サウナはさまざまな人と共同で使用する施設のため、特に衛生面に関するマナーは必ず守ってください。
また、体を洗うことは皮膚や汗腺の汚れを落とし、汗をかきやすくすることにもつながります。自分のため、そして他の利用者のためにも必ず洗体・洗髪してからサウナに入ってくださいね。
濡れた体でサウナ室に入る
サウアン室に入る前には、体についたタオルで水滴を拭きましょう。身体が濡れたままサウナ室に入ると、マットをビシャビシャにしてしまします。ビシャビシャに濡れたマットの上に座るのは嫌ですよね。
水滴を拭き取ることで、サウナの熱が身体に伝わりやすくなる効果もあるのでサウナに入る前は体の水滴を拭き取りましょう。
サウナ室内のマナー違反
サウナ室内は静かに過ごすことが基本。汗をかく空間なので、飛び散らせないように周りに一定の配慮も必要です。
タオルを振り回す・絞る
汗を拭いたタオルを振り回すとタオルに含まれる汗が飛び散り不衛生です。また汗を拭いたタオルを絞るのもマナー違反の行為です。
場所取り
サウナでの場所取りもマナー違反。「場所取りはご遠慮ください」と張り紙がしてある施設も少なくないです。
サウナ室は狭い空間であることも多く場所取りをすればさらにスペースが限られてしまいます。サウナは利用者全員の空間なので思いやりをもって行動しましょう。
大声で話す
サウナ内では私語厳禁ではありませんが、大声での会話はNGです。昨今では感染症対策として会話をしないよう呼びかける施設も多いです。
自分勝手にロウリュする
セルフロウリュのある施設では、水をかけるときに一声かけましょう。「ロウリュします」「ロウリュして良いですかなど」少し声に出すだけで印象が違いますよ。
また、水をかけるときは一杯づつ。かけすぎると蒸発した水蒸気が充満してサウナ室が熱々になってしまいます。
セルフロウリュで水かけすぎはやめてほしいな。
— サウナのうさぎ (@usagisauna) February 26, 2022
水蒸気で耳鼻をヤケドしたかと思ったよ😇
ほどほどにね。
お酒を飲んで入浴する
お酒を飲んでサウナに入るのは危険なのでやめましょう。
飲酒後は脱水症状になりやすい状態です。サウナで汗をかくことで急激な脱水症状に陥り血圧が下がることで脳へ血液が届かなくなります。脳貧血、不整脈、心臓発作を引き起こす可能性もあるので飲酒後のサウナ利用は絶対にやめてください。
ドアを開けっぱなしにする
出入りにときにドアを開けたままにすると、サウナ室の熱が逃げてしまいます。必要以上にドアを開けず、ちゃんとドアを閉めましょう。
複数人でサウナに行く人は、ドアを開けたままにしたりせず熱が逃げないような配慮が必要です。
水風呂でのマナー違反
サウナ室で汗をかいた後には水風呂でさっぱり。でも汗を流さずに入ることはやはりマナー違反。注意しましょう。
水風呂の前に汗を流していない
水風呂に入る前は必ずシャワーやかけ湯で汗を流してください。
サウナの高温で体を温めたあと一刻も早くクールダウンしたいのはわかりますが、サウナから水風呂に直行すると大量にかいた汗が水風呂に入ることになり不衛生です。
また、水風呂には飛び込まずにゆっくり入ってくださいね。
水風呂に潜る
温泉を同じで髪の毛を水につけるのはやめましょう。温泉のマナーですが、水風呂だと忘れがち。
ざばっと浸かるのは気持ちいですが、マナー違反になるのでやめましょう。
外気浴中のマナー違反
外気浴は1番体がリラックスする時間。自分だけでなく、周りもリラックスしたい空間です。自分本位にならないように、ととのいましょう。
大きな声で話し続ける
外気浴でも私語厳禁ではありませんが、大声での会話はNGです。昨今では感染症対策として会話をしないよう呼びかける施設も多いです。
コロナ禍での新しいサウナマナー
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行を受けて私たちの生活は大きく変わりました。サウナの利用についても同様で、現在では感染症対策のための新しいサウナマナーも誕生しています。
そこで、ここでは日本サウナ学会が発表した「サウナ・温浴施設の感染防止ガイドライン」から利用者が気を付けるべきマナーをいくつか抜粋して紹介します。
入館・退館前の手洗い
サウナに限らずどんな施設であっても手洗いは大切です。
特にサウナは不特定多数の人と同じ空間で過ごすこと、ドライヤーやロッカーなどの共有物を使用することからウイルスを持ち込まない対策が必要です。
館内のマスク着用
館内では必ずマスクを着用しましょう。
サウナ後は開放的な気分になることからマスクを着用したくないのもわかりますが、グッと我慢して感染拡大防止のためにマスクを着用してください。
サウナ中の会話を控える
多くの施設でサウナ中の会話を控える「黙浴」を推奨しています。
狭いサウナ室で会話をすると飛沫から感染の可能性も。家族や友人と訪れた場合も静かにサウナを楽しみましょう。
濡れても呼吸がしやすいサウナ専用マスクはこちらの記事で紹介しています。
浴室内の共用部分は水で流してから使う
シャワーで使う椅子や桶など、水で流せる場所は洗い流してから使用してください。使用後はあとの人のためにさっと流してから立ち去ると親切ですよ。
咳やくしゃみはタオルで口を覆う
飛沫感染を防止するため、咳やくしゃみをする際はタオルで口を覆ってください。また、咳やくしゃみが出やすい風邪気味の人は軽度であっても利用を控えるようにください。
水風呂では顔をつけない
事前にシャワーを浴びていたとしても、水風呂では顔をつけないようにしましょう。水風呂に潜る行為も控えてください。
水風呂のマナーは、
-
かけ水をする
-
水に浸かるときはゆっくりと
-
顔をつけない
水風呂の効果や入り方はこちらの記事で詳しく解説してます。
マナーを守って充実したサ活を
サウナ初心者の人が悩みがちなサウナマナーについて解説しました。
今回さまざまなマナーを取り上げましたが、すべてに共通するのは「他人を思いやる気持ち」です。
サウナ初心者の人も愛好家の人も、全員が思いやりの気持ちを持って行動すれば自然とマナーに沿った利用ができるはずです。
また、昨今では新型コロナウイルス感染症により新たなサウナマナーも誕生しています。感染症対策をしっかりと行ってサウナを楽しみましょう。