夏場のサウナは水風呂を上手に使ってととのおう
夏場のサウナで上手にととのうためには水風呂を上手に活用しましょう。夏場の水風呂の活用方法は2つあります。
- いつもより長めに浸かる
- サウナ前の「水通し」を行う
夏場のサウナでの「ととのい」は水風呂の使い方にかかっていますよ!
① いつもより長めに浸かる
夏場は「サウナ→水風呂→外気浴」の3ステップのうち、水風呂の時間を1~2分長くとりましょう。
通常であれば水風呂の時間は1分(長くても2分ほど)ですが、水風呂のあとの外気浴を快適に過ごすためには体をしっかり冷やしきる必要があります。外の暑い温度でしっかり休むためにも、2~4分ほど水風呂に浸かってから外気浴へ移動しましょう。
② サウナ前の「水通し」| 水風呂の活用方法
サウナ前に水風呂に浸かる「水通し」も夏場にはおすすめです。
水通しには皮膚が引き締まり、深部体温を逃さないようにする効果があります。また、水通しで体を冷やすことで体の火照りがとれ、サウナを長く楽しめるメリットも。
暑い夏に冷たい水風呂は気持ちがいいですが、体を冷やしすぎるとサウナで汗を流せなくなるためあまり長く浸からないようにしましょう。あくまでも体の火照りをとるイメージで、体が冷え切る前にサウナへ移動してくださいね。
夏場のサウナのメリット
① 夏バテ対策になる!
夏といえば暑さで食欲が減退するいわゆる「夏バテ」に悩まされる人も多くみられますが、じつはサウナは夏バテ対策に非常に効果的です。
サウナに入ったあとは副交感神経が優位になっています。副交感神経が優位になると体がリラックスモードになり、胃腸の働きが活性化するため食欲が増進。すると夏でもしっかりエネルギーを補給できるため、夏バテになりにくいのです。
また、サウナに入ると睡眠の質が向上するといわれています。サウナ後にしっかり食事をとり、良質な睡眠を得ることで夏バテしない元気な体を作れます。
② 外気が涼しく感じる
相対的な話にはなりますが、100℃近いサウナに入ったあとには38℃ほどの外気温は涼しく感じます。実際には外気温は下がっていないものの、いつもより涼しく感じられるだけでなんだかうれしく感じる人も多いはず。
また、定期的にサウナに通うことで暑さに強い体を作ることもできます。暑さに強い体とは正しく体温調節ができる体のこと。サウナで汗腺を鍛えることで汗による体温調節機能を高め、正常に体温を下げられるようになります。
夏場のサウナの注意点
① 水分補給をしっかりと
夏場のサウナの注意点として必ず守ってほしいのが水分補給です。
高温のサウナでは体内の水分は汗として一気に排出されます。水分をとっていない状態でサウナに入浴すると脱水症状によるめまいや吐き気を引き起こすため、サウナの前には必ず水分補給をしてくださいね。
また、サウナ後の水分補給はお酒ではなく水やお茶にしましょう。アルコールは利尿作用があるため、水分補給には適していません。お酒を飲むのなら水やお茶で喉を潤してからにしましょうね。
② サウナ前の飲酒は厳禁
夏の暑い日、昼からビールを飲むというのはこれ以上ないほどの幸せですが、飲酒後のサウナは厳禁です。
お酒を飲むと一時的に血管が拡がり血圧が下がります。血圧が上がった状態でサウナに入ると、サウナの温熱効果によってさらに血行がよくなり血圧が下がります。その結果サウナのなかで気を失ってしまう恐れも。
サウナのなかで気を失えば重度の熱中症や脱水症状になることも考えられるため、飲酒後はサウナに入らないように気をつけてくださいね。