冬場のサウナは入り方をアレンジ
サウナの基本的な入り方は「サウナ→水風呂→外気浴」の3ステップですが、外気温が低くなる冬場は温度や体調によって入り方をアレンジするとよいでしょう。
- 外気浴→内気浴の切り替え
- サウナ前に湯船に浸かる
このように少しアレンジするだけで体の芯から温まり、冬のサウナの天敵である湯冷めを回避できますよ。
冬場のサウナ① 外気浴→内気浴の切り替え
通常であれば「サウナ→水風呂→外気浴」の3ステップをおすすめするところですが、冬場に30分も外気浴をすれば体が冷え切ってしまいます。
せっかくサウナで温まったのに冷やしてしまっては本末転倒。冬場で気温が低い日や風が強い日は内気浴で体をととのえましょう。内気浴はゆっくり時間をかけて体を冷ませるため、寒さが苦手な人にもおすすめですよ。
「それでも外気浴をしたい!」という人は、時間を短縮して体を冷やしきらないようにしてくださいね。外気浴をするなら水風呂の時間を2分から1分に短縮するのも冷え対策に効果的です。
冬場のサウナ② サウナ前に湯船に浸かる
サウナの前にはシャワーを浴びるのがマナーですが、冬場は体を流したあと一度湯船に浸かるのもおすすめです。
シャワーで温まるのは皮膚の表面だけなので、体の奥はまだ冷えていることも。湯船に浸かることによってまんべんなく体が温まり、より長くサウナを楽しめます。また、湯船に浸かってからサウナに入ることで急激な温度変化を抑え、心臓への負担を減らす効果もあります。
ポイントは湯船に浸かりすぎないこと。あくまでも冷えをとるイメージで、温度が低めの湯船に5~10分程度浸かりましょう。体を温めすぎた場合は数分間外の風に当たって熱をとってくださいね。
冬場のサウナのメリット
寒い冬ならではのサウナのメリットもあります。
活動量が落ちがちな冬にはサウナを上手に活用することもおすすめです。
- 冬でも大量に汗をかける
- 免疫力がアップする
- 血流が改善し肩こりや腰痛が改善
それぞれ解説していきます!
冬でも大量に汗をかける|冬場のサウナのメリット
冬場は運動をしてもなかなか汗をかけないものですが、サウナであれば冬でも大量に汗をかけます。
汗をかくことには老廃物・毒素の排出や基礎代謝の向上、ストレス解消効果などさまざまなメリットがあります。さらに余計な水分を排出するためむくみがとれる、肌に水分を与えて美肌になるなど美容面でのうれしい効果も。
運動習慣のない人にとって冬場に汗をかくほど運動をするのはなかなか億劫ですよね。サウナなら体を温めつつ汗をかけるので一石二鳥であるといえます。
免疫力がアップする|冬場のサウナのメリット
冬といえば風邪やインフルエンザが流行する季節ですが、定期的にサウナに通うことで免疫力が高まり病気を予防できます。
免疫力向上の鍵となるのが「HSP(ヒートショックプロテイン)」と呼ばれるタンパク質。HSPは熱によって生まれ、傷ついた細胞を修復する性質を持ちます。つまり、HSPを体内にたくさん持っていることで病気やケガに負けない体を作れるのです。
ちなみに、HSPは脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞を活発にする性質も持っています。即効性はないものの、サウナを習慣化することで痩せやすい体質に変わるため長期的に見ればダイエットにも効果的です。
血流が改善し肩こりや腰痛が改善|冬場のサウナのメリット
冬には寒さによる血行不良で体に痛みが現れる人が多くみられますが、サウナに入れば血流がよくなるため肩こりや腰痛などさまざまな痛みが改善します。
そもそもなぜサウナで血流が改善するかというと、そこにはサウナの高温環境が関係しています。サウナの100℃近い高温によって寒さで収縮していた全身の血管が拡がり、滞っていた血流が改善するのです。
血流がよくなれば体のすみずみまで酸素と栄養が行きわたるため、肩こりや腰痛だけでなくむくみや冷え性、自律神経の乱れなどさまざまな症状が緩和するといわれています。